ヒーリングの講座を受けていただいた方々が、少しづつご自分のヒーリングを始められていることをお伺いする機会に恵まれて、本当にうれしく思っています。そこで今回は、プロのヒーラーとして、どうしたら稼げるようになるのかについて、私自身の経験をもとにまとめてみたいと思います。
そして自分自身をヒーリングしながら、気づいたこと、変化したこと、手放していくことを通して意識を変化させることによって、ヒーラー自身も自己成長へとつながっていきます。自分の恐れに向き合って、どんどん自分をヒーリングをしてみましょう。自分の意識を変化させることで、現実を変化させてよい循環を生み出すことができ、それがヒーラーの稼ぐ可能性にもつながります。
1.本物のヒーラーになる(ヒーリングを上達させる)
どんな人もヒーラーになる資質は十二分にあるものだと私は思っています。基本的には、みんな同じ能力を持って生まれてきているとしたら、その能力をより高めるための努力をしているかどうかが、才能を高める近道だと思います。大好きなヒーリングを、毎日、自分自身に向き合いながら、自分の考えや、制限している意識に気づいて、楽しんで変化することができるかどうかが、ヒーリングが上達する近道です。
最初からうまくできる人はいませんから、毎日、少しづつ「うまくいったこと、うまくいかなかったこと、どうしたらうまくいくのか?」といった点を客観的に観察しながら、練習を積むことです。練習を積めば、少しづつ自信が付くようになります。
そして自信がついてから、お客様にヒーリングをするように。自信がないうちにヒーリングをすると、相手にその自信のなさが伝わり、結果として良いヒーリングを提供することはできません。高額のセッション料をいただくのは、その自信がゆるぎないものとなってから。いきなりの高額セッション料は、相手に不信感を与えるだけでなく、自分がお客様に対しての責任に押しつぶされてしまいます。まずは、自分に自信をつける。その時間を十分に持つことです。
一方で、多くの人がヒーリングに期待することは、一瞬で病気や痛みが治ったり、期待していた現実がすぐに目の前に現れるようなことかと思います。
そして、実際に、そのような奇跡的な変化が、短時間で起こるようになれば、お客様は口コミだけでも十分にいらしてくださるようになります。
ヒーリングでお金を稼ぐためには、やはり、お客様が納得する結果が出せるかどうかが第一となります。言い換えれば、お客様の欲しい結果を出すことができないヒーリングだと、お金をいただくことはできないので、先ずは、ヒーリングの技術及び能力を高めることが第一優先となります。
では、どうしたら、ヒーラーとして奇跡的なヒーリングが毎回できるようになるのでしょうか?
その答えは、ほかの仕事と同様に、それほど近道はなく、地道に努力をしてヒーリングを極めていくことになります。
私自身も、生まれつきの天才的なヒーラーではなく、ただヒーリングが大好きで、いろいろなことにヒーリングを応用していくことで、どんどんヒーリングできる幅が広がった結果、今のように病気を回復に導いたり、電卓を治したり、奇跡的に引っ越し先を見つけたり、ランチに並ばないでレストランには入れたりといった日常的なことも簡単にヒーリングができるようになったのです。
2.ヒーリングの基本
ヒーリングを深めていくには、「基本」はとても大切です。他のスキルができなくても、「基本」がしっかりできてさえいれば、スキルを超えたヒーリングすら起こることもあります。
そのため、最初に、「基本」と言われる一番最初にヒーリングの先生や学校で教えてくれるスキルがいくつかあると思います。その「基本」は、本当に大切で、常に、どんな時でも、「基本」に戻ることが、ヒーラーとして自己実現していくのには外せないポイントです。
私が卒業したBBSHで一番最初に教えてくれた「基本」は、
1.グラウンディング(地に足をつける)
2.センタリング(自分軸)
3.自分を客観的に視ること
この三つです。
この「基本」ができないと、他の上級スキルを学んでも、自分自身がぐらぐらしてしまって、ヒーリングどころではなくなってしまうからです。そして、困った時にはいつも自分を振り返って、この「基本」に自分が忠実でいるか、グラウンディング(地に足をつける)ができているか、センタリング(自分軸)がずれていないか、を確認します。
たいていうまくいっていない時には、グラウンディングができていなかったり、センタリングがずれていたりすることに気が付きます。その時には、自分を再度グラウンディングさせて、センタリングを整えます。
スキルを学び、深めていくうえで、「基本」と言われるポイントには、最後の最後まで戻ることを、10年たった今でも本当に大切なことだと感じています。
3.学んだヒーリングを自分自身にまずは試してみる
ヒーリングを学び始めたら、病気の人や具合が悪い人にすぐ試そうとすることもいいのですが、まずは自分自身の体の具合が悪い部分や、自己実現を妨げているような人生の部分にヒーリングをしてみることはとても深い学びにつながります。
例えば、一番簡単にヒーリングが起こりやすい自分のカラダが痛い部分をよく観察して、そこにどんな感情があるのか、どんなエネルギーがあるのか、どんな感覚があるのかといった内面的な情報を「客観的に」観察しながらヒーリングをしてみる。
ヒーリングしてしばらくすると、カラダや感情や何かのトラウマ的な記憶が現れたりする。
その感覚もまたヒーリングする。
といったことを繰り返していくうちに、自分自身が深く癒されて、未浄化の感情やトラウマを開放していくことができるようになります。
どんどん自分の中が浄化されることで、カラダの具合が悪いところや痛みや病気の部分も回復に向かっていきます。
この浄化のヒーリングが起こるほど、ヒーラーとしてのスキルも同時に深まっていきます。その結果、同じような問題を抱えているクライアントがいらしたときに、ヒーリングが簡単にできるようになっていきます。
病気の方をヒーリングするのは、初心者ヒーラーだと荷が重い場合があります。またうまくいかなかったときに「自分のヒーリングは、やっぱり効かない。」と自信を失うことになりかねないので、無理をせず、先ずは自分自身に試してみましょう。
4.自分の感情は自分で面倒を見る
ヒーリングを始めてくると、今まで感じてこなかった感情や過去の記憶がたくさん上がってくるようになります。これは浄化の過程で、とても大切なものです。感じてこなかった感情や過去の記憶に一つ一つに向き合って、丁寧に自分を癒していくことが大切です。
特に、感じたくない感情から避けて、頭だけでヒーリングしたことにしているだけだと本当の意味ではヒーリングは起こらないので、時間をかけてもいいので、自分の感情に寄り添いながらしっかりと感じていきましょう。
ここでも、基本の「グラウンディング」「センタリング」「自分を客観的に視る」ことは、とても助けになります。自分を客観的に眺めながら、感情を感じて開放していきましょう。
この過程で、ヒーラーは、「自分の感情を自分で面倒見る」ことができるようになっていきます。
何か嫌な出来事が起こって、あるいは他者に何かを言われたときに、自分が悲しくなって誰かに良い子良い子されようとしているとき、ヒーラー自身が自己憐憫にはまっている状態でヒーリングにはなりません。嫌な感情を感じた時には、その感情を客観的に眺めながら自分自身と一緒にいるようにすることで、たいていの感情なら数分で消えてなくなっていきます。
自分の感情を面倒見ることができるようになると、グラウンディングも進み、センタリングも強くなっていきます。
また、浄化の過程では、自分では太刀打ちできないほどのトラウマが上がってくることもあります。これはヒーラーとして、浄化が必要なので起こることです。恐れずに、信頼できるヒーラーやカウンセラーにお願いして、時間をかけながら、トラウマと向き合うことが大切です。
トラウマを乗り越えた時には、確実にヒーラーとしての自信や強さが得られていきます。またハートも開いていきます。
その内的な強さが、将来のヒーリングに確実に功を奏するようになっていきます。
5.ヒーリングを他者に試してみる
ある程度自分のヒーリングが進んだら、友人や家族や知り合いに、少しづつヒーリングを試してみましょう。
この時、あまり重い症状の方ではなく、比較的健康的な方にお願いしてヒーリングをするほうがいいです。ヒーリングを初めたばかりの頃は、まだ知見が少ないので、重い病気の方や問題がたくさんある人を相手にすると、なかなか結果が出ないので、「自分のヒーリングが効かないのではないのか?」といった自分のヒーリングに対して疑いを抱くようになってしまいます。
自信のなさは、ヒーリングの効果を低下させるだけでなく、ヒーリングそのものも嫌いになってしまう可能性もあるので、自分には荷が重い方はお断りして、自分が楽しくヒーリングできる方にお願いしてヒーリングの練習を深めていくことが大切です。
6.ヒーリングの感想をいただく
他者にヒーリングをするようになったら、できるだけ毎回、感想をいただくようにしてください。
- 良かったことは何か?
- どんなことに変化が起こったか?
- 改善したほうが良い点は何か?
といった項目をヒーリング後にクライアントにフィードバックをいただくようにすることで、自分のヒーリングがどんな点でクライアントの役に立っていることに気が付けるようになるので、自信が付くようになります。
また、改善点も同時に尋ねることで、今後、プロとしてどのような点を改善したらいいのかも具体的に見えてくることもあります。
いただいた感想をまとめて、ブログやホームページで紹介することで、ヒーラーとして活躍したい方には、将来のクライアント様たちへの情報の公開にもつながります。
参考までに、今までヒーリングにいらしてくださった方々から頂いた感想(▼)はこちらからご覧いただけます。
お客様から頂いたご感想
ヒーリング直後に感想をいただけなくても、数日たってからでも、自分から感想を伺うようにしてみてください。いただいた感想はすべて、ヒーラーにとって大きな励みにつながっていくと思います。
7.ヒーリングの問題を経験豊富な信頼できる先生に指導を受ける
他者にヒーリングを提供し始めると、セッション時間の問題、会場の問題、料金の問題、どんな人をヒーリングしたいのか、といった自分のヒーリングに対する「ビジョン」が明確になってくるようになります。また、同時に、様々な問題に直面することもなります。
- ヒーラー自身のトラウマ
- クライアントのトラウマ
- 自分と他人の大きな感情の問題
- クライアントとの依存・執着の問題
- 精神的な境界線の問題
- どの程度の症状を自分はヒーリングできるのか?
- 症状がなかなか改善しない方
- 苦手な方
- 異性へのヒーリング
- クライアントからメールが頻繁にくる
- 自分の健康管理
- 自分の日常の生活をどう管理するか
- などなど
趣味でやっていた時には問題がなくても、プロとしてヒーリングを実践していくのには避けて通れない様々なことを経験するようになっていきます。これらの課題は、プロとして活躍したい方にはぜひ向き合って自分の内面の強さを高めていってもらいたいと思っています。
この場合、自分自身でヒーリングをして状況を改善することも一つとして大切ですが、同じところをぐるぐる回ってしまう可能性もあります。そのため、オススメしたいのは、「信頼できる先生」を見つけて、その先生に指導を仰ぐことです。
信頼できる先生は、知見も経験もあるでしょうから、若手ヒーラーであるあなたの問題もすでに解決している可能性もあります。そのため、助言だけでなく、ヒーラーとしての在り方なども同時に学ぶことができるようになります。
私自身も8年以上もヒーラーの先生とカウンセリングの先生二人以上の先生について、他者とのヒーリングで抱えた問題について相談したり、ヒーリングしたりして、「自分が純粋にヒーリングを楽しむ」「感情的精神的な負荷を感じない」ようになるまでヒーリングを深めてきました。
他者との関係の中で起こった問題は、ヒーラー自身の問題に確実につながりますので、この課題に向き合えないヒーラーは、「クライアントが悪い」「クライアントのせいで」という形でニュートラルにヒーリングすることができなくなります。下手をすると、クライアントを支配したりするようにもなりますので、ヒーリングから考えると本末転倒になってしまいます。
そのため、「信頼できる先生」に、ヒーリングで起こった問題を毎回きちんと相談して、ヒーラー自身がその問題を乗り越えていくことが大きな成長につながります。そして、きちんと自己管理できているヒーラーは、感情的にも精神的にもあやふやなところがなくなるので、クライアントから信頼されるようになります。
8.スキルアップ
ヒーリングを進めていくうえで、ヒーラーとしてのスキルアップはとても大切な要素の一つです。問題を抱えているクライアントに何かの力になれるように、ヒーラー自身がスキルや力がないと、ヒーリング自体が続かなくなってしまうからです。
気になるヒーリングをしている先生がいたら世界中どこでも逢いに行きましょう。そしてその先生がなさっているヒーリングがそのままできるようになるまで繰り返してヒーリングを練習するのです。
その先生からもう学ぶことがなくなるまで、ヒーリングのスキルだけでなく人としての在り方を学ばせてもらったころに、「次の先生」が現れてきます。その導きに従って、常に、ヒーリングを通り一遍のものにしないように、自分自身が「変化する」ことを楽しむように、良い先生を見つけて学び続けることは、自分のヒーリングを磨くことにつながります。
これも、ヒーリング大好きで好きだからこそ、努力を努力と感じることなく続けていけることだと思います。そうしているうちに、自分の中のヒーリング能力が高まるほど、同時にできるヒーリングも増えて、お客様も増えていくようになります。
9.くれくれかまってちゃんの犠牲者の自分から愛で一緒にいるヒーラーになる
ヒーラー自身のヒーリングが深まっていくほど、内側が愛で満たされていきます。そのため、くれくれかまってちゃんの自分から、愛で他者と一緒にいることができるようになってきます。
この愛のあり方が、スキルよりなによりクライアント(お客様)を安心させることができるようになってきます。
ヒーラーとしての内面の在り方が、クライアントから瞬時に信頼され、「この人なら」というような信頼を得ることができるようになっていくのです。
この、人として内側から滲み出す信頼感は、ヒーリングをプロとしてやっていくには大きな強味になります。
努力して「良い人」を演じるのではなく、ありのままでリラックスして安心感を醸し出すことができるようになるのは、ヒーラー自身の内面に安心を感じられるようになることが不可欠です。
ヒーリングはスキルも一つの大切な要素ですが、それを上回るヒーラーとしての安心感や信頼感を感じられるかということはそれ以上に大切な要素となります。プロにとしてやっていくには、絶対的に不可欠な要素となります。
この人としての安心感は、ヒーラー自身が自分の内側に見出していくことが大切です。それには自分自身のヒーリングを通して自分の中に見出すことでしか、得られることはありません。
そのため、最初のうちは特に、自分自身のヒーリングを観てくださる先生からの指導、クライアント様からのフィードバック、自分自身を愛することのヒーリングはどれもとても大切です。
10.ヒーリングとシンクロニシティ
稼げるヒーラーになる=本物のヒーラーになるのに、私は学校を卒業してから10年近くかかった気がします。収入だけで見れば、ヒーリングをプロとして始めた最初の2,3年後から入ってくるようにはなりましたが、安心して、セッションを提供できるようになったのは、おそらく5,6年はかかっていたと思います。
10年を振り返ると、自分がプロとしてゆらがないようになるために、全て必要なことだった気がします。少なくても私には、自分自身を知って、深く癒すことが必要だったのです。
この10年間の学びの中で、ヒーラーとしての問題も、他者との問題も、お金の問題も、仕事上の問題も、結局は自分の中に同じ問題があって、現実世界に投影しているだけだということに気が付きました。否定的に世の中を見ている自分自身が癒されるまで、お金も仕事も集客も、人生のすべてが改善をしないということを深く学んできました。
そして、時間をかけながら、ヒーラーとして自分をずっと深く癒していくほど、様々な心の痛みや感情から解放されて、さらに深い「愛」の場所にたどり着けるようになってきました。
スピリチュアルな成長が進んだということなのでしょうか。他者や外側で起こる出来事に、それほど翻弄されなくなってきました。
その場所というのが、面白いことに、一番最初に学校で教えてくれた「基本」の場所そのものだったのです。地に足をつけて(グラウンディング)、ハートの中心から(センタリング)、自分自身を客観的に眺めると、実は、スキル関係なく、すべての苦しみが一瞬にして消えてなくなることに気づきました。
ここまでの状態になってくると、ほとんどのことが瞬間的にヒーリングできてしまうようになりました。癌などの重要な問題を抱えていらした方々のヒーリングもできるようになってきました。そして、自分の中の神性を強く感じるようになりました。ヒーリングは、自分が力任せにするものではなく、何かもっと別の、神のようなものが助けをくれるように感じるようになりました。
そして、その神のようなものがより助けてくれるようになるためには、「自分はすごい」「自分の力を発揮する」といったエゴの自己顕示欲や傲慢さを手放す必要があって、手離せば手放すほど、ヒーリングがより奇跡的なものに変わっていきました。
この状態になってくると、お客様がお客様を読んでくださって、何もしなくてもクライアント(お客様)がやってくるようになりました。
11.創造性を発揮する
ヒーリングが進み、自分を開放していくほどに、リッラクスして、自由な創造性が開いてきます。ヒーリングの新しいアイディアもたくさん生まれてくるようになります。自分の独自のヒーリングを作ることもどんどん可能になっていきます。
ヒーリングが神様が起こしているのであれば、神様は創造主であり、無限の可能性でもあります。可能性が無限であれば、決まった型などなくてもヒーリングは起こるようになっていきます。
これは、最近の量子物理学の研究でも明らかになっていることと一致しているのですが、出来事すべては私たちの意識とエネルギーの投影なので、型にはまった自分の意識を自由にして、無限の意識の可能性から問題を起こしている意識とエネルギーのパターンを崩壊させることができれば瞬時にすべてのものが変化していきます。
時には、寿命や災害などのようにヒーリングをしても変化しないときはありますが、その時は、天命にゆだねることが必要です。
そして同時に、自分の中の神性に触れるほど、他者の中の神性にも触れるようになっていきます。
それは、言葉を超えたとても美しい「神聖な存在」という感覚です。
自分が癒されていくと、すべてのものが美しいもののように見え始め、畏怖や感謝を感じるようになります。
また深い部分では、誰もがヒーラーでもあり、そして誰もが深い部分では神であり癒される必要すらないということも感じられるようになっていきます。(マインドのパターンがすべての苦しみを作っているので、マインドに囚われなければ誰もヒーリングすら必要がないのです。)
12.ヒーラーとしての自己実現
実際にヒーリングを「仕事」として自己実現していくことは、とてもスピリチュアルなことのように思います。
ここまでたくさんのヒーリングを実践してきて、ヒーラーの中に、「物質的なもの」だけでなく「霊的なもの(スピリチュアルなもの)」との信頼や導きが得られるようになっていきます。
そのため、「仕事」として、巷でよく言われる「こうしたら成功する」「こうしたらクライアントが来る」「こうしたら稼げる」といったマニュアル的なものに縛られることは必要なくなってきます。
リラックスして瞑想することで、「直感」を通してヒーラーに必要な情報が与えられることにも気づいていきます。その「直感」を信頼して、楽しいと思える方向に、できることを無理なく進めていけば、自然に整ってくるようになります。
内面が癒されると、外側の行動も自然にできるようになり、その結果物質的なことも整ってくるようになるのです。
自分の内面に合わないことは自然にしなくなるし、内面から湧き上がってくる「やりたい」衝動に従って行動していると、様々なことが良い方向に流れ現実となっていきます。
自己実現の方法は、ヒーラー一人一人違い通り一遍ではないのですが、自分の「直感」を信頼することで、必ず自分の進むべき方向がはっきりしていきます。
仕事やお金の問題ですら、ヒーラー自身の中の欠乏感、自己価値観の低さ、自己信頼感を高めていくことで解決していきました。すべての問題は、ヒーラー自身の中に存在しているので、ただそれらをすべて、客観的に眺め、受け入れ、恐れを愛に変えていくことで、ヒーリング自信に深みが増し、ヒーリングの効果が絶対的に高くなっていくのです。
ヒーリングの効果が高くなるに比例して、クライアントの数は劇的に増えていきます。
ヒーラーの内側が豊かであれば、外側の世界もまた同じように変わっていくのです。
次第に、
「どうしたらヒーリングでお金を稼げるか?」
といったがつがつしたものから、
「どうしたら自分は楽しく他者とヒーリングを共有できるのか?」
「どんな人にヒーリングを貢献したいのか?」
といったことに焦点を合わせることもできるようになります。
自分のヒーラーとしての才能を喜んで受け取ってくださる方、そして、ヒーラー自身も楽しくヒーリングできる対象者を選ぶことが、長く発展していく鍵でもあります。
そのためにも、ヒーラー自身が自分のことを愛し、自分のヒーリングを信頼して、他者を愛してあげる状態にあることが、何よりも先決なのです。
13.失敗を恐れずにまず一歩を踏み出す
ヒーリングが好きなら、ヒーラーとして活躍したい、お金を稼ぎたいと、先ずは、心に決めることです。
そして、まずできるところから一歩を踏み出すことは大切なことです。
途中で起こる問題や課題も、ヒーラーとしての自分の成長に一つ一つ必要なことでもあります。
大好きなことだから続けられるし、努力が努力と感じないでいられるものです。
実際に、私自身がヒーリングをたくさん経験したこと、そしてヒーリングを通してたくさんの方に出会えて、その方々の心からのお話をお伺いして、何かの変化のきっかけにつながってお礼や報告をいただけることは、ヒーラーとしてかけがえのない宝ものです。
これはヒーリングに限らずきっとどんな仕事でも同じでしょうけれど、自分のできることを通して他者への貢献につながること以上に自分自身を満たすことはないのかもしれません。
もし、あなたがヒーリングが好きで、ヒーリングを通してお金を稼ぎたい(生き生きと仕事をしたい)と心から願うのなら、失敗を恐れずに、まずは一歩を踏み出すことです。
自分の人生がヒーリングに向かうほど、その中で出会う素晴らしい先生がたや同じヒーリングを志す同士やご縁をいただけたクライアント様たちに、たくさんの愛ある気づきと導きをいただけることとなります。
人生そのものがかけがえのない大切な機会と捉えることができるようになっていきます。
まとめ
稼げるヒーラーになるためには、他のどの職業とも同じで、ある程度の専門的努力が必要だと思います。
ただ、ヒーリング的な努力は、外側に頑張るというより、自分の内側に向かって、「愛の自分でいる」方向に向かうことが第一に大切です。
-
- 自分の内側の方向に向かう=自分をヒーリングする
- 人間的に成長する
- 誰でもが持っている自然治癒力、自然ヒーリング能力が上がる
- 病気の回復などの効果が出るヒーリングができるようになる
- クライアント様から信頼される
- 口コミが増える
という好循環が生まれる気がします。
ヒーリングにいらしてくださったクライアント様がよくおっしゃっていたのですが、
「TVに出ているようなすごく有名なヒーラーのところにも行ったけど、何も変わらなかった。」
「過去にたくさんのヒーラーのところに行ったけど、何も解決しなかった。」
もちろん、私のところにいらした方でも変化が起こらなかった方も中にはいらっしゃると思います。
ヒーラーとの相性もありますが、どこに行っても解決できなかった症状や精神的な問題を抱えていらした方が、1,2回のセッションで快方に向かうようになったのは、ヒーラーが自分の内面的な問題に向き合って、その問題をヒーリングを通して実際に受け入れてきたことで、同じような問題を抱えているクライアント様もヒーリングできるようになるのです。
表面的な問題を頭だけでなんとか解決するのではなく、自分の内側にある「真実」に向かうことで、すべての人間が共通して持っている悩みや問題もまた解決していくように思います。
稼ぐヒーラーになるには、そんな懐の深いヒーリングができるようになることこそが、まず、大切な気がします。
私は、10年間、ヒーリングが大好きで、ヒーリングが常に生活の中心で、ヒーリングを楽しみながら深めることだけを考えて過ごしてきました。
そして最終的に探し当てたヒーリングの「宝物」である自然治癒力は、最初から自分の中にあって、ただそれに気づくだけでいいのだということにたどり着きました。
グラウンディングも、センタリングも、客観的に自分を見ることも、最初から自分の中にあって、人生のどこかの時点でそこには答えがないと思い込んでいたために、その場所から離れてしまい、結果、人生を犠牲者的なものに変えていただけです。
そのことに気が付いてからは、常に自分のハートに戻って、リラックスして、宇宙が与えてくれるものを信頼することにしています。
ヒーリングを必要な時も、今でも時折ありますが、そんなときも、ハートに戻ってリラックスして、自分を客観的に眺めるだけで様々なことが好転するか、状況が変わらなくても自分自身が動揺しなくなりました。
10年かかって、スキルを使ったヒーリングだけでは、到底たどり着くことができなかった場所を自分のハートの中に見出した感じです。
ヒーリングを始めたころに求め続けていた「自己実現」は、もう既に自分のハートの中にあって、ただそれを他者と共有するだけでいいんだということもわかるようになりました。
私自身が10年も使って学んできたことですが、これからはヒーリングを学びたい方々には寄り道せずにまっすぐにこの場所をお教えしたいと思っています。
- 一人ビジネスの不安
- セールスの苦手意識
- 自信がなくて行動を起こすことができない
- お客様が離れることが怖くて値段を上げられないなど
対人恐怖症もあった私自身が、ヒーリングを学び、プロ・ヒーラーとして稼ぐようになった際に体験した不安や悩みを一つ一つヒーリング動画にしています。
メンタルよわよわだった私でも、自分をヒーリングすることで、心を前向きにして、稼げるヒーラーになりました。これからプロ・ヒーラーを目指す方の背中を押していきます。
メルマガ登録で、ヒーリングの立ち上げに必要な情報を動画にてご覧いただけます。
もちろん、プロとして一人前になるまでには実務的に必要なことはいくつもありますが、いつもハートにいて、直感からやってくる「やりたいこと」を優先することで愛ある豊かなヒーラーとしての「稼ぐヒーラー」につながっていくように思います。
ヒーラーは、あなた自身であって、ヒーリングを邪魔しているのは、ヒーラーのマインドにある過去の出来事からくるトラウマや否定的な感情やエゴの信念体系です。これらを手離していくと、最終的に残るものがヒーラーである「あなた」自身です。
この記事が、これからヒーラーとして自己実現を試みる方に少しでもお役に立ちますことを心より願っています。
最後まで読んでくださって、どうもありがとうございました。
心からの感謝を込めて。